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コンサルはつぶしが利く?

コンサルは本当につぶしが利く? 転職市場は辛口評価

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO50766310Y9A001C1000000/

 

先日こんな記事が投稿されました。

新卒で入社したい企業ランキングの上位にコンサルティングファームが名を連ねるなど、コンサル人気が過熱していることが記事の背景にあるようです。

少し乱暴に要約すると①昨今の採用数増加による質の低下、②͡͡コモデティ化による市場価値の低下、③ホワイト化による成長スピードの鈍化等の理由により転職市場での評価が必ずしもよくない(潰しが効かない)ということのようです。

これについて現役のコンサルタントである筆者の所感を述べると、何を専門とするかによりますが、コンサルタントとして一定のキャリアを積んだ後に、転職先で困るようなことはあまりないように思われます。コンサルが合わず辞めていった同僚もみんないい感じのところ(自分の希望にだいたいあったところ)にちゃんと転職しています。

以下、上記について所感を述べていきます。

①採用数増加による質の低下

確かに従来に比べて門戸が広くなり、今まで書類で切られていた人たちもコンサルティングファームを受けられるようになったとは聞きますが、それでもやはレベルの高い人たちが集まっていることには変わりありません。

門戸を広げたことにより採用数は増えましたが、その分応募者も増えていると思われるので、倍率としてはあまり変わらない印象です。むしろ採用数を増やすため未経験でも若手であれば積極的に採用を行っているため、他業界の優秀層がコンサル業界に流れてきているように感じます。

 

コモデティ化による市場価値の低下

これはその人の専門性にもよりますが、コンサル経験者の市場価値が低いとは思いません。コンサルに転職してから紹介してもらえる求人の量・質が格段に向上しましたし、大手企業・ベンチャーの経営企画ポジションも普通に紹介してもらってます。(受かるかどうかは別ですが…)

コンサルで身につくビジネス基礎力は様々な会社で役に立ちますし、特に「物事をクリティカルに考える力」というのはどの会社でも重宝されるべきものと思います。コンサルではコンサルタントの思考そのものが商品であるため、言われたことだけをやる「作業者」になることを良しとせず、自分の頭で考えることをひたすら求められます。そういった環境で鍛えられた人材というのは事業会社でも評価されれて然るべきものと思われます。

 

働き方改革に伴うホワイト化による成長スピードの鈍化

ホワイト化が進んでいるのは事実ですが、成長スピードの鈍化が進んでいるかは個人に依存するようになったというのが厳密には正しいと思われます。

確かに従来は終電を過ぎてもみんな働いていたようですが、今では終電前に帰る人たちがほとんどですし19時とかに帰れるプロジェクトもあります。弊社の社員は口をそろえて働き方がホワイトになったと言っており、働き方改革の波はコンサル業界にも押し寄せてきているようです。

そうするとマネージャーはジュニアスタッフに今まで長時間かかるような難易度の高い仕事を振れなくなり、ジュニアスタッフが早い時間に帰れるように実力に応じたタスクを振るようになったそうです。従来は身の丈に合わない難しい仕事を長時間労働でカバーしつつ能力をストレッチさせることができましたが、今ではそのような負荷をかけたトレーニングができなくなり、成長するかしないかが個人の姿勢に依存するようになったのではないかと見ています。

したがって、従来のようにただ漫然と仕事をするだけでは成長できないが、自ら上司に働き方かけて難しいタスクを任せてもらう、空いた時間で自己研鑽を行う、など成長に貪欲な姿勢を貫持っていれば、他業界よりも早く成長できる環境ではあると思っています。

総括

総括するとちゃんと頑張れば潰しが効きやすい業界なので、コンサル業界を考えている人は安心してコンサルを受けてくださいということです笑 このような二次情報(上記リンク記事)が正しいかどうか一次情報を調べて確認するというのもコンサルに必要な動作だったりするので、知り合いやOB伝いに実情を聞いてみるのもよいかもしれません。

 

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